今の30歳代が誕生した頃、日本は既に食習慣が変わりつつありました。
20歳代以下になると、誕生したときから、ハンバーガーやフライドチキンの
チェーン店が当たり前のように存在し、
私たちがコンビニに行けばすぐに食べられる添加物いっぱいの加工食品が並んでいました。
今では、忙しいお母さんが片手間に作る食事より、
ファミリーレストランのメニューのほうが好物という子供が多くいます。
私たちが知っておかなければならないことは、ハンバーガーとかスナック菓子などの
ジャンクフードやファミリーレストランの食事・コンビニの弁当などの多くは
調理過程で栄養バランスが崩れていたり、塩分と糖質と脂質に富んだカロリーが高いだけの
栄養素が乏しい食べ物だということです。
栄養バランスが崩れた食べ物や家庭での「好きなものだけ型」といった
偏った食事は子供の体に徐々に悪影響を及ぼしています。
この20年間で子供の肥満傾向児は1.5倍になり、
やせ傾向児は2.6倍になっています。
「肥満」の原因は運動不足と偏った食事にあるといわれ、
今まであまり関心が持たれていなかった「やせ」の原因の多くは
偏った食事による栄養不足にあるといわれています。
最近、和洋女子大学の村田光範先生を始め、
多くの研究者が警鐘を鳴らしているのが「やせ」の急激な増加です。
「やせ」は生活習慣病である骨粗鬆症になりやすくなり、
「やせ」の増加は今現在1100万人いると推計される骨粗鬆症の人を
もっと増加させると懸念されています。
さらに問題なのは、「やせ」は本人だけでなく、
次世代にも健康障害をもたらす可能性があるということです。
日本での研究では女性が痩せたままで成長し、妊娠した場合
子供が低体重で生まれる可能性が高くなるといわれています。
また、欧米の研究において分かったことは、胎児は子宮内の栄養不足から
取り込んだものを出来るだけ消化しない体質になり、
生まれてからもこの体質はかわらないというのです。
このような体質になると栄養を溜め込んで 太りやすくなり、
生活習慣病のリスクが高まるといわれています。
事実、欧米の最近の研究で、この体質になると他の人に比べて、
心筋梗塞や狭心症になるリスクは最大3.6倍、
糖尿病になるリスクは最大2.5倍になる と報告されています。
私たち親はこの事実を直視して『子供の健康を守るため』に、
家庭での食生活をバランスのとれたものにする必要があるように思います。
<追 記>
子供の肥満傾向児は12歳児全体の11%、
やせ傾向児は12歳児全体の4.5%に増加しています。
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